もうあと一週間くらいしかこの部屋にいないから、なるべくシャンプーとかの消耗品は補充したくないんだけど
どっかでもらった試供品の海藻シャンプーがいいにおい
家族旅行で行った宿の温泉のにおいがする 流しごとに何種類かシャンプーとリンスとボディーソープがあって、売店で買えるやつ。
で、だいたい 馬油、海藻、抹茶の洗顔せっけん。
なんでどこの宿も同じようなラインナップなんだろう。ふふ。でもどこも似たり寄ったりなおかげで、いま1Kのバスルームが温泉になって、「海藻シャンプーのにおい」が「家族旅行のおもいで」のキメラになって、全裸のわたしをハグしてくれている。
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復職の日程が決まって、というか、引越しにともなうアレコレでいろんな大人から足元を見られまくっていてちょっと辟易している。お金もないし、親にとんでもなく迷惑をかけてしまった。もし…と考えるとゾッとする。若干23歳で借金まみれの自分もありえた。
休職して実家に帰ったとき、家族がわたしの想像の何倍もわたしを心配していたことにやっと気がついた。
心配が高じて電話越しにちょっと怒り口調だった母は、わたしが帰ってきたときわたしの好きなものを毎夜作ってくれた。
いつもだらしがなく、口を開けばくだらないことしか言わない姉が、まる一日ふせって冗談も言わず無表情だったとき、妹たちはすこし動揺していたし、でもそれを出さずに普通に接してくれた。たぶん、すごく気を遣ってくれたんだよね。
実家に帰って丸二週間がたって、やっと自分の話ができるようになったとき、そこで初めて父はわたしに何か言ってくれた。それまで、仕事の話に触れないでいてくれた。
ついこないだは 結局東京に戻ることになり引越しやらでもう首も回らない状態のわたしに静かに、「まあ経験はお金で買えないからね。」とだけ、言ってくれた。
死ななくてよかったなあ、は、このひとたちを悲しませないで済んでよかったなあ、だ。
べつに死んでやる気なんてさらさらなかったけどね。
なんかよくわかんないけど死ぬか明日の朝も出勤するか、みたいな選択肢しか浮かばなくなっちゃって、
それが怖くて怖くて、精神科を予約しては行けないを繰り返して、やっと家を出れたかと思えば書類不備で医者にかかれず 泣きながら地下鉄に乗って帰ったのがさ、
わたしめちゃくちゃ生きたいんじゃん!って笑えるよね
あー生きててよかったって思わせてくれるひとたちに
どう恩返ししながら生きていこうか
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